2025年4月1日から、高年齢雇用継続給付の支給率が変更されます。
2025年4月からの支給率
2025年4月以降、高年齢雇用継続給付の支給率がは次表のとおりです。
| 賃金低下率 | 支給率 |
| 64％以下 従前：61％以下 | 0.10 従前：0.15 |
| 64％超75％未満 従前：61％超75％未満 | 0～0.10の逓減率 従前：0～0.15 |
| 75％以上 | 支給なし |
厚生労働省のサイトに、支給率早見表が掲載されています。
変更の対象者
新しい支給率が適用されるのは、令和7年4月1日以降に60歳に達した人（または受給要件を満たした人）です。
令和7年3月31日以前に60歳に到達した人は、従前の料率で計算されます。
高年齢雇用継続給付の受給要件や受給額などについては、下記をご参照ください。
高年齢雇用継続給付とは
高年齢雇用継続給付は、”65歳までの雇用”を促進するために1995年4月に始まった制度で、当初の支給要件は「賃金低下率85％未満・最大支給率25％」でした。その後、2003年に「賃金低下率75％未満・最大支給率15％」に改定、更に2025年4月からは、最大支給率が10％に縮小されます。
65歳までの雇用が完全義務化されたこと、高年齢労働者の雇用条件が向上していることなどを背景に、今後も高年齢雇用継続給付は段階的な縮小が検討されています。
参考資料：
厚生労働省 令和７年４月１日から高年齢雇用継続給付の支給率を変更します
厚生労働省 制度改正の経緯
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